別府競輪「スポーツニッポン杯」(FⅠ)は最終日の17日、第12RでS級決勝が争われ、打鐘からスパートした木村皆斗(24=茨城)が後続のもつれを尻目に堂々と逃げ切った。3月の前橋以来となるS級通算5V。2着は神田、3着は原で波乱の決着となった。

木村皆斗
3月の前橋以来の美酒
1番車の木村が正攻法の位置。中島―原―桜井―神田―長尾―北井が続く。赤板で神田がインを切るが、さらにその上を原がイン切り。6番手に下げた木村が打鐘からスパート。イン原、アウト中島で木村後位を競り。5番手BSから神田が捲るも不発。最後方の北井は万事休す。ラストの直線を踏み直した木村が逃げ切りで3連勝Vゴールだ。
3月の前橋FⅠ以来となる優勝を飾った木村は「前に付いて、出直す作戦だった。(中島)詩音さんが競られる流れになったけど、差されず、捲られないよう最後まで必死で踏んだ」と笑顔で振り返った。会心の逃げ切りで優勝した木村だが、あくまで目指す先は高いところにある。「FⅠは獲れているけど、グレードで結果を残せてない。全体的な底上げが必要。グレードレースでも目立てるよう、しっかり自転車と向き合うつもり」と木村はさらなる飛躍を誓った。
◇木村 皆斗(きむら・みなと)2001年(平13)8月22日生まれの24歳。アマ時代はスクラッチ競技で活躍。119期在所9位の成績を収め、21年5月に大宮競輪場でプロデビュー。23年10月に久留米競輪場で通算100勝。S級優勝は5回目。通算成績は374走し184勝。1㍍67、69㌔、血液型O。


